天文学者お墨付きの星空を台湾で 南投県が来訪呼び掛け

(台北中央社)アジアで3カ所しかない「星空保護区」の一つ、中部・南投県の「合歓山国際暗空公園」の知名度を高めようと、同県政府は今月から10月にかけて、星空観賞を楽しむイベント「南投星空季」を開催している。同県政府は6日、PR記者会見を開き、県内に点在する星空観賞スポットを紹介して来訪を呼び掛けた。

星空保護区は、世界の天文学者らでつくる非営利組織(NPO)国際ダークスカイ協会(IDA)が、光害を抑え、自然の夜空を保護する取り組みをたたえるために2001年から始めた制度。認定地により6つのカテゴリーに分かれており、合歓山は2019年、自然公園や森林公園、エコパークを対象としたダークスカイ・パークに認定された。アジアで星空保護区に認定されているのは同地のほか、日本の西表石垣国立公園、韓国の英陽ホタルエコパークの3カ所のみ。

合歓山国際暗空公園の範囲は、省道台14線の支線、甲線沿いにある鳶峰(標高2756メートル)から小風口(同3002メートル)までの1345ヘクタール。このうち鳶峰には、星空観賞のための展望台が新たに設置され、来月19日に供用開始される。

同県政府によると、県内では同公園のほか、清境、日月潭、猴探井、渓頭などでも美しい夜空が見られる。イベント期間中にはこれらのスポットを中心にガイドツアーが行われるほか、南投の夜空をテーマにした撮影コンテストも実施される。
(蕭博陽/編集:塚越西穂)

出所:excite news 

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